
今回はとてもタイムリーな「新型コロナウィルス」について取り上げてみたいと思います。
2020年1月より中国武漢で集団発生した新型コロナウイルス、結果的にはパンデミックとなり、ロックダウンする都市や日本では非常事態宣言が出され経済活動の自粛が余儀なくされました。
そんな新型コロナウイルスによって大きな影響を受けたのはカジノ業界も例外ではなく、各国でカジノホテルの営業自粛が行われました。
コロナウィルスについてといっても、今回はカジノ業界からみるコロナウィルスについての記事となります。
【機械化の波】新型コロナウィルスによってカジノ業界はどう変わっていくのか

さて、早速ですが、皆さんはこの新型コロナウィルスの流行によって何が変わっていくと思われますか?
全世界でこれだけ流行し、たくさんの業界に影響を与えました。
カジノ業界も例外ではなく、ラスベガス・マカオなどのカジノホテルも休業せざるを得なくなり営業利益92%減とのニュースもみられたほどです。
2020年6月からラスベガスのカジノも営業を再開しているようですが、ゲームテーブルに着ける人数を減らしたり、アクリル板の設置、アルコール消毒の義務付けなどで対策をしています。
1つのテーブルに座れる人数が減るという事は、1ゲームあたりの収益も減りますし、この状況なので集客自体も減っていると思われます。
という事は、カジノ自体のビジネスモデルを転換する事となると思うのです。
カジノにも機械化の波
以前から提言しておりますが、今後はカジノゲームの機械化が進んでいくと思われます。
ラスベガスではまだ少ないですが、アジアのカジノでは既に機械化の波は進んでおり、今回の新型コロナウィルスの影響でこれが加速するのではないかと考えております。
もちろん対人間でプレイする方が楽しいので、全てがマシンに変わる事はないと思いますが、平場のテーブルはマシンが多くなるのではないでしょうか。
マシンであれば一気に多くの顧客がプレイできますし、ディーラーも不要。
韓国やマカオでみられるような、人間がディールするマシンだとしても、1人のディーラーで通常の倍以上の顧客を相手にできます。
カジノ側から見れば、人件費の削減とゲームでの収益の確保、どちらもメリットとなりますので、機械化の波は確実に浸透していくと思われます。
また、日本ではまだ黒い存在であるオンラインカジノも家から気軽にプレイできるので、もしかすると現在ランドカジノを運営している会社も積極的に参入を進めるかもしれませんね。
そうなると存在そのものが危うくなるのが、現在カジノに必要不可欠となっている「カジノディーラー」です。
先ほども書いたように、全部がマシンに変わる事はないのでカジノディーラーという職が消滅する事はありませんが、定年後も働けるとか、高収入ということも少しずつ減っていくのではないでしょうか。。
レートの高いテーブル、VIPテーブルは確実にディーラーを使うと考えますのでそこでの需要は間違いなくあります。
しかし、今後もカジノには3000人規模で!5000人規模で!ということはなくなると思うのです。
これはあくまでも私の予想ですが、今後の世界が向かう方向としては間違っていないように感じます。
カジノは斜陽産業と言われています、今後も売り上げを出し続けていくにはコストを減らして利益を出す事を考えていかなければなりません。傾向として人から機械に変えていくことは避けられない流れだと感じております。日本のIR構想によってカジノディーラーという職業が脚光を浴びましたが、煽られているだけではないのか、しっかり業界の流れを見るべき時だと感じます。
カジノディーラーを志す皆様も今後のカジノの未来を予想しながら動く事をお勧めします。しっかりと情報と流れを見極め活動をしていきましょう。
尚、私が教えている日本カジノゲーミングスクールでは、練習中も生徒様の質問、悩み相談などをしながら進めておりますw
情報の共有も大事な授業のうちです。
微力ながら、私も引き続き後進の教育、情報の発信をしてまいります。